2008年02月26日

浅田次郎著: 五郎治殿御始末 (中公文庫)

浅田次郎先生の歴史短編集です。幕末を舞台に、江戸から明治に戸惑いつつ生き延びて行こうとする侍達を描いています。
本編とは別に、付録として付けられている「御一新前後 江戸東京鳥瞰絵図(今尾恵介)」が、

本作を読みながら、あるいは読み終えた時に有り難い。私自身は東京で生まれ育ったものの、

都内の古い地名が今の風景と中々マッチしてこない。

桜田門と彦根の藩邸との距離感なんて説明されても頭の中で配置しきれない。
そんな私には有り難かった!



そして、浅田作品に私は毎回泣かされてしまう。飛行機の中で映画化された「地下鉄に乗って」を観ていた時も、
泣いていたし、本作でも何度か実際の地下鉄の中で何度かホロリと来ていて気恥ずかしい思いをしていた。

本作の更に罪作りな事は、解説にまで泣かされた事だ。磯田道史氏の解説は、歴史学の視点から

実に見事に表題作を中心とした解説、浅田イズムの解説をされている。ここで、最後の涙だった。



久々、楽しませて頂きました!
posted by ぼへみあん at 23:24| Comment(1) | TrackBack(0) | 自分 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も読みました。

明治維新の前後の世の中の感じが伝わってきて、興味深かったですね。

泣けませんでしたが、武士の心が少しわかりました。
Posted by 本のソムリエ at 2009年05月24日 16:03
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/87290474
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。